PR・広告】この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
【2026年最新】犬の涙やけとタンパク質は関係ある?ドッグフード・消化不良との関係を解説
愛犬の目の下が赤茶色になっている「涙やけ」。
毎日きれいに拭いているのになかなか改善しないと、 「ドッグフードが合っていないのかな?」 「タンパク質の摂りすぎ?」 「消化できなかったタンパク質が老廃物になっている?」 と気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
インターネット上では、「高タンパクなドッグフードは涙やけの原因になる」「消化できなかったタンパク質の老廃物が涙として排出される」といった説明を目にすることもあります。
しかし、涙やけには鼻涙管の閉塞・涙点の異常・目への刺激・炎症など、さまざまな原因が考えられます。
そのため、涙やけを「タンパク質の摂りすぎ」や「消化不良」だけで説明するのは適切ではありません。
一方で、食物有害反応や食物アレルギーなどが関係している犬では、食事内容やタンパク源の見直しが検討されることがあります。
この記事でわかること
- 犬の涙やけとタンパク質の関係
- 「高タンパク=涙やけ」は本当なのか
- タンパク質の消化不良や「老廃物説」をどう考えればよいか
- 涙やけ・流涙が起こる主な原因
- 食物アレルギーとタンパク源の関係
- 涙やけが気になる犬のドッグフードの選び方
- 鹿肉というタンパク源を選ぶ際の考え方
この記事では、獣医学資料や研究報告をもとに、現在わかっていることと、医学的にまだ十分な根拠がないことを分けて解説します。
犬の涙やけはタンパク質が原因なの?
まず結論からいうと、「タンパク質を多く食べると涙やけになる」と単純に考えることはできません。
犬にとってタンパク質は、筋肉や皮膚、被毛など体をつくるために必要な重要な栄養素です。
涙やけがあるからといって、自己判断で必要以上にタンパク質を制限することはおすすめできません。
注意したいポイント
「高タンパク=涙やけ」
「タンパク質の老廃物=涙やけ」
という単純な因果関係が医学的に確立しているわけではありません。
「高タンパク=涙やけ」の医学的根拠は十分ではない
「高タンパクなフードを食べると涙やけになる」という話を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、少なくとも「タンパク質の摂取量が多いこと自体が犬の涙やけを直接引き起こす」という単純な因果関係については、十分に確立された獣医学的根拠があるとはいえません。
涙の産生や排出には、涙腺や涙点、涙小管、鼻涙管などから構成される涙器が関係しています。
Merck Veterinary Manualでも、涙の産生と排出には鼻涙系が重要な役割を持ち、涙の排出経路に問題が起こると流涙につながることが説明されています。
参考: Merck Veterinary Manual「Nasolacrimal and Lacrimal Apparatus in Animals」
つまり、涙やけが起きている場合には、まず「なぜ涙が目の周囲へあふれているのか」を考える必要があります。
「消化できないタンパク質=老廃物=涙やけ」とは断定できない
涙やけについて検索すると、
タンパク質を摂りすぎる
↓
消化しきれないタンパク質が増える
↓
老廃物が体内に蓄積する
↓
老廃物が涙から排出される
↓
涙やけになる
といった説明を見かけることがあります。
非常に分かりやすい説明ではありますが、この流れをそのまま犬の涙やけの医学的メカニズムとして断定するのは避けたほうがよいでしょう。
現在の獣医学では、涙やけ・流涙には涙液の排出経路の問題や眼表面への刺激など、複数の要因が関係すると考えられています。
「タンパク質を消化できない → 老廃物が涙から排出される → 涙やけになる」という説明だけで、すべての犬の涙やけを説明することはできません。
ただし、これは「食事と涙やけはまったく関係がない」という意味でもありません。
実際にドッグフードの変更によって涙やけの状態が変化した犬についての研究報告があります。
ドッグフードの変更で涙やけが改善した研究報告もある
日本ペット栄養学会誌には、「ドックフードの変更によりイヌの涙やけ改善が認められた一例」という研究報告があります。
この研究では、対象となった1頭の犬について、過去に涙やけが悪化したフードへ変更すると涙やけが悪化し、その後、過去に改善がみられたフードへ変更すると涙やけが改善するという変化が確認されています。
研究では便のpHや短鎖脂肪酸なども調べられ、フード変更と腸内環境との関係について検討されています。
ただし、ここで非常に重要なのが、「フードに含まれるどの原材料が涙やけの改善に関与したのかまでは特定されていない」という点です。
研究から読み取れること
○ フード変更によって涙やけの状態が変化した1例が報告されている
○ 腸内環境との関連について検討されている
△ どの原材料が改善に関与したのかは特定されていない
× 「特定のタンパク質を減らせば涙やけが治る」と証明されたわけではない
参考: 日本ペット栄養学会誌「ドックフードの変更によりイヌの涙やけ改善が認められた一例」
1頭を対象とした研究であるため、この結果をすべての犬へ当てはめることはできません。
それでも、「涙やけと食事の関係を考える余地はあるものの、タンパク質だけを原因と決めつけることはできない」という点を理解するうえで参考になる研究です。
問題になる可能性があるのはタンパク質の「量」だけではない
涙やけとタンパク質について考える際には、単純に「何%のタンパク質が含まれているか」だけを見るのではなく、どのようなタンパク源を食べているかにも注目する必要があります。
なぜなら、犬では食事に含まれる特定の成分に対して食物有害反応や食物アレルギーを起こす場合があるからです。
Merck Veterinary Manualでは、犬の食物アレルギーで報告される代表的なアレルゲンとして、牛肉、乳製品、鶏肉、小麦、ラムなどが挙げられています。
ただし、これは「鶏肉や牛肉は犬に悪い」という意味ではありません。
どの食材に反応するかは犬によって異なり、問題なく食べられる犬も数多くいます。
参考: Merck Veterinary Manual「Cutaneous Food Allergy in Animals」
そもそも犬の「涙やけ」と「流涙症」とは?
ここまで「涙やけ」という言葉を使ってきましたが、涙やけそのものは病名ではありません。
一般的に涙やけとは、目からあふれた涙によって目の下の被毛が濡れ、赤茶色などに変色した状態を指します。
そして、その背景に涙が目からあふれる「流涙(epiphora)」が関係していることがあります。
犬の涙は「涙点→涙小管→鼻涙管」へ流れる
犬の涙は目を潤すだけではありません。
正常であれば、目の表面を潤した涙の多くは目頭付近にある涙点から入り、涙小管などを経由して鼻涙管へと流れていきます。
犬の涙が排出されるイメージ
涙がつくられる
↓
目の表面を潤す
↓
涙点
↓
涙小管
↓
鼻涙管
↓
鼻側へ排出
ところが、この排出経路に狭窄や閉塞などの問題があると、涙が正常に流れにくくなり、目の周囲へあふれる原因になります。
そのため、涙やけを考えるときには「何を食べているか」だけでなく、「涙が正常に排出されているか」という視点も非常に重要です。
涙やけの原因はドッグフードだけではない
「涙やけがあるからドッグフードを変えよう」と考える飼い主さんもいるでしょう。
もちろん食事内容を確認することは選択肢のひとつですが、フードを変更するだけですべての涙やけが改善するわけではありません。
涙が増えたり、うまく排出できなくなったりする背景には、目や涙の通り道に原因が隠れている可能性があります。
犬の涙やけ・流涙が起こる主な原因
涙やけを「タンパク質の問題」と決めつけないためにも、まず考えておきたいのが眼科的な原因です。
犬の流涙には、涙の排出経路の異常だけでなく、目への刺激によって涙の量そのものが増えているケースなどがあります。
鼻涙管の閉塞・狭窄
涙やけの原因として確認しておきたいもののひとつが、鼻涙管など涙の排出経路の問題です。
涙がつくられていても、鼻側へ排出する経路が狭くなったり詰まったりしていると、行き場を失った涙が目の周囲へあふれやすくなります。
この場合、ドッグフードだけを変更しても、涙の排出経路そのものの問題が解消されるとは限りません。
涙点など涙の排出経路の異常
涙が鼻涙管へ流れる入口となる涙点などに異常がある場合も、正常な涙の排出が妨げられる可能性があります。
Merck Veterinary Manualでは、若い犬ではまれではあるものの、涙点が開口していないこと(imperforate lacrimal puncta)が流涙の原因になる場合が説明されています。
こうした構造的な問題は食事だけでは判断できません。
被毛や睫毛などによる目への刺激
涙の「出口」だけでなく、涙の量が増えている原因についても考える必要があります。
被毛や睫毛などが目の表面を刺激していると、目を守るために涙が増える場合があります。
「涙が多い=食事が合っていない」と考えるのではなく、目そのものに刺激がないか確認することも大切です。
結膜・角膜など目の炎症やトラブル
結膜や角膜などに炎症・傷・刺激がある場合にも、涙が増えることがあります。
こんな症状がある場合は動物病院へ
- 急に涙の量が増えた
- 片目だけ涙が多い
- 目が赤い
- 黄色や緑色などの目やにが出る
- 目を細めている
- 前足で頻繁に目をこする
- 目を痛がっているように見える
このような症状がある場合には、食事を変えて様子を見るだけではなく、早めに動物病院で相談しましょう。
食物アレルギーなど食事が間接的に関係する可能性
一方で、食事についてまったく考えなくてよいわけでもありません。
犬では食物アレルギー・食物有害反応があり、食事に含まれるタンパク質などが関係する場合があります。
Merck Veterinary Manualによると、犬の食物アレルギーではかゆみ、脱毛、繰り返す細菌・酵母性皮膚炎、外耳炎などの皮膚症状がみられ、皮膚以外の症状を伴うこともあります。
ただし、「涙やけがある=食物アレルギー」ではありません。
食物アレルギーを正確に判断するには、単に「このフードを食べたら涙やけした」という印象だけでは不十分です。
獣医学的には、疑わしい食材を避けた除去食試験を行い、その後、以前の食材を再び与えて症状が再現するかを確認する方法が、食物アレルギーを診断するうえで重要とされています。
ここが重要!
涙やけが気になるときは、「タンパク質を減らせばいい」と考えるのではなく、「涙が増えている・排出できていない原因はないか」「食事が関係しているとすれば、どの食材・タンパク源なのか」という順番で考えることが大切です。
では、食事が関係している可能性を考える場合、「タンパク質の消化」と「食物アレルギー」はどのように区別すればよいのでしょうか。
涙やけとタンパク質の「消化不良」は本当に関係する?
犬の涙やけについて調べていると、 「タンパク質をうまく消化できないと老廃物が増えて涙やけになる」 という説明を目にすることがあります。
しかし、前半でも解説したとおり、 未消化のタンパク質が老廃物となり、それが涙から排出されることで涙やけになる という一連のメカニズムが、犬の涙やけの一般的な原因として医学的に確立しているわけではありません。
一方で、食事の消化性や特定の食材に対する反応が犬の体調に影響することはあります。
そのため、涙やけが気になる場合には、 「タンパク質そのものが悪い」と考えるのではなく、消化器症状や皮膚症状なども含めて総合的に確認する ことが大切です。
タンパク質の消化不良と食物アレルギーは別の問題
まず知っておきたいのが、 「消化不良」と「食物アレルギー」は同じものではない ということです。
| 項目 | 消化不良 | 食物アレルギー |
|---|---|---|
| 主な仕組み | 食べ物を十分に消化・吸収できない | 食物成分に対する免疫反応 |
| みられることがある症状 | 軟便、下痢、嘔吐、腹部不快感など | かゆみ、皮膚炎、外耳炎など。消化器症状を伴うこともある |
| 確認方法 | 症状や病歴、必要に応じた検査など | 除去食試験と再負荷など |
つまり、 「便がゆるい=食物アレルギー」「涙やけ=タンパク質を消化できていない」 とは限りません。
下痢や軟便もあるなら食事内容を見直すきっかけになる
涙やけだけでなく、
- 慢性的に軟便が続いている
- 食後に下痢をしやすい
- 頻繁に嘔吐する
- 便の量や回数が極端に多い
- 特定のフードを食べると体調を崩す
といった症状がある場合には、食事内容について獣医師へ相談する価値があります。
ただし、この場合も 「タンパク質が多すぎるから」と自己判断して極端な低タンパク食へ変更するのは避けましょう。
犬に必要な栄養量は年齢や体重、活動量、健康状態などによって異なります。
涙やけと食物アレルギー・食物有害反応の関係
涙やけと食事について考える際に、タンパク質量よりも注目したいのが 「どのタンパク源を食べているか」 という点です。
犬の食物アレルギーでは、食事中のタンパク質などが免疫反応の対象になることがあります。
Merck Veterinary Manualでは、犬の食物アレルギーで報告されている食材として、牛肉、乳製品、鶏肉、小麦、ラムなどが挙げられています。
参考: Merck Veterinary Manual「Cutaneous Food Allergy in Animals」
ただし、 「鶏肉は涙やけになる」「牛肉はアレルギーになりやすい」 と単純に考えることはできません。
食物アレルギーが起こるかどうかは個体差が大きく、 同じ食材でも問題なく食べられる犬もいれば、反応する犬もいます。
食物アレルギーでは皮膚や耳の症状にも注目
食物アレルギーが疑われる場合には、涙やけだけでなく、 ほかの症状が出ていないかを確認することも重要です。
一緒に確認したい症状
- 顔や口の周りをかゆがる
- 足先を頻繁になめる
- 耳をかゆがる
- 外耳炎を繰り返す
- 皮膚が赤くなる
- 慢性的な下痢や軟便がある
- 食事変更によって症状が変化する
これらがある場合には、食事との関連について獣医師と相談してみましょう。
食物アレルギーは血液検査だけでは判断できない
犬の食物アレルギーについては、 「アレルギー検査をすればすぐ原因食材がわかる」 と思われることもあります。
しかし、食物アレルギーの診断では、 疑わしい食材を避ける除去食試験と、その後に以前の食材を再び与える再負荷 が重要とされています。
「この食材が怪しい気がする」だけで除去するのではなく、獣医師の指導のもとで一定期間食事を管理し、症状の変化を確認することが大切です。
加水分解タンパク質のフードが使われることもある
食物アレルギーが疑われる犬では、 加水分解タンパク質を使用した療法食 が選択される場合があります。
加水分解タンパク質とは、タンパク質をより小さなペプチドなどへ分解したものです。
タンパク質を細かくすることで、免疫系が原因となるタンパク質を認識しにくくすることを目的としています。
ただし、加水分解食は単なる「涙やけ対策フード」ではありません。
食物アレルギーが疑われる犬などで獣医師が必要性を判断し、診断や食事管理の一環として使用されます。
涙やけが気になる犬のドッグフードを選ぶ5つのポイント
では、涙やけが気になる犬のドッグフードはどのように選べばよいのでしょうか。
ここでも、 「涙やけ用」という言葉だけで選ぶのではなく、その犬の健康状態や食歴を見る ことがポイントです。
1.主原料とタンパク源を確認する
まず確認したいのが、 何を主なタンパク源として使用しているかです。
ドッグフードには、
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- ラム
- 魚
- 鹿肉
など、さまざまな動物性タンパク質が使われています。
涙やけがあるからといって、特定の肉を必ず避けなければならないわけではありません。
ただし、食物有害反応が疑われる場合には、 今まで何を食べてきたかを整理すること が重要です。
2.これまで食べてきたタンパク質を確認する
食事を見直す際には、 現在のフードだけでなく、過去に食べてきた食材 についても確認しましょう。
主食のドッグフード以外にも、
- ジャーキー
- ガム
- トッピング
- 人の食べ物
- サプリメント
- 投薬時に使用するおやつ
などから同じタンパク質を摂取していることがあります。
特に除去食試験を行う場合には、 「主食だけ変えて、おやつは今まで通り」 では正しく評価できないことがあります。
3.消化器症状があるなら「消化性」も考える
慢性的な軟便や下痢などがある犬では、 消化しやすさもフード選びのポイントになります。
ただし、ここでも 「高タンパク=消化しにくい」「低タンパク=消化しやすい」 と単純には判断できません。
原材料の種類、加工方法、脂質量、食物繊維、犬自身の消化機能など、さまざまな要因が関係します。
4.「無添加」という言葉だけで判断しない
涙やけ対策として、 「無添加ドッグフードに変えれば改善するのでは?」 と考える飼い主さんもいるでしょう。
しかし、「無添加」という表示だけで涙やけへの効果を判断することはできません。
涙やけには眼科的な原因もあり、食事が関係する場合でも、どの成分が影響しているかは犬によって異なります。
無添加フードを選ぶ場合も、 原材料・栄養設計・主なタンパク源・総合栄養食かどうか などを総合的に確認しましょう。
獣道ラボでは、犬の食事や無添加についても詳しく解説しています。
関連記事:
獣道ラボ|無添加ペットフード・鹿肉おやつに関する記事を見る
5.総合栄養食とおやつ・間食を区別する
健康のために自然素材のおやつを取り入れる場合にも、 主食とおやつの役割を区別することが大切です。
犬用ジャーキーや鹿肉のおやつは、タンパク源のひとつとして楽しむことができますが、基本的には 総合栄養食の代わりとして与えるものではありません。
食事全体の栄養バランスを考えながら利用しましょう。
鹿肉は涙やけが気になる犬のタンパク源として選べる?
獣道ラボでは、三重県・伊賀地域で捕獲された鹿を活用した犬用おやつを製造しています。
そのため、 「鹿肉は涙やけに良いのですか?」 という疑問を持つ方もいるかもしれません。
結論としては、 鹿肉を食べれば涙やけが治ると断言することはできません。
ただし、犬の食事を見直す際の タンパク源の選択肢のひとつ として考えることはできます。
鹿肉は高タンパク・比較的低脂質な食材
農林水産省の資料では、ニホンジカの赤肉について、 100gあたりタンパク質23.9g、脂質4.0g という成分例が紹介されています。
参考: 農林水産省関連資料
鹿肉は犬のおやつとしても利用されている動物性タンパク源です。
ただし、 「高タンパクだから健康に良い」「低脂質だから涙やけに効く」 という意味ではありません。
今まで鹿肉を食べたことがない犬では新しいタンパク源になる場合がある
食物有害反応が疑われる場合には、 これまで食べた経験が少ないタンパク源 が検討されることがあります。
これを「新奇タンパク質(novel protein)」と呼ぶことがあります。
たとえば、これまで鶏肉や牛肉を中心に食べてきた犬であれば、鹿肉が過去にほとんど食べたことのないタンパク源であるケースもあります。
ただし、 鹿肉を過去に何度も食べている犬にとっては「新しいタンパク源」ではありません。
また、除去食試験を行う場合は、自己判断ではなく獣医師の指導を受けることが重要です。
「鹿肉=アレルギーにならない」ではない
ここは特に注意したいポイントです。
鹿肉でも食物アレルギーが起こる可能性はあります
鹿肉は犬用フードやおやつに使用されることがありますが、 すべての犬でアレルギーが起こらないことを保証する食材ではありません。
大切なのは 「鹿肉なら絶対に安全」と考えることではなく、その犬が過去に何を食べてきたか、どの食材に反応している可能性があるか を確認することです。
獣道ラボでは三重・伊賀の鹿を犬用おやつに活用
獣道ラボでは、有害鳥獣として捕獲された鹿の命を無駄にせず、 犬用の無添加おやつとして活用する取り組み を行っています。
鹿肉や鹿のスジ、軟骨など、部位ごとの特徴を活かしたおやつを製造しています。
三重・伊賀の里山から、命を活かした犬用鹿肉おやつ
涙やけの改善を目的とした商品ではありませんが、 日々のおやつのタンパク源を見直したい方や、鹿肉のおやつを取り入れたい方 におすすめです。
なお、鹿肉を含むジビエをペットフードへ利用する際にも、ペットフード安全法などのルールがあります。
農林水産省では、野生鳥獣肉をペットフードへ利用する際の情報も公開しています。
ドッグフードを変えるときは「一度に全部変えない」ことも大切
涙やけが気になると、
- フードを変える
- おやつを変える
- サプリメントを始める
- 目元ケア用品を使う
- 水を変える
など、複数の対策を一気に始めたくなるかもしれません。
しかし、複数のものを同時に変えると、 何が症状の変化に関係したのか分からなくなる ことがあります。
特に食物アレルギーを疑って食事を評価する場合には、獣医師と相談しながら条件をそろえて観察することが重要です。
フード変更後は写真と記録を残しておく
涙やけの変化を確認する場合には、感覚だけで判断せず、 定期的に写真を撮って記録する のがおすすめです。
記録しておきたい項目
- フードの商品名
- 主なタンパク源
- 変更した日
- おやつの種類
- 涙の量
- 目元の赤茶色の範囲
- かゆみの有無
- 耳の状態
- 便の状態
同じ明るさ・同じ角度で目元を撮影しておくと、変化を比較しやすくなります。
ただし、 目の充血・痛み・大量の目やに・片目だけの強い流涙などがある場合には、食事変更の経過観察より先に動物病院を受診してください。
涙やけ対策は「食べるもの」だけで考えない
ここまでドッグフードやタンパク質について解説してきましたが、 涙やけ対策は食事だけで完結するものではありません。
涙で濡れた被毛をそのままにしていると、目の下が湿った状態が続きます。
そのため、原因を確認すると同時に 日常的な目元ケア を行うことも大切です。
```html
涙やけ対策は「食べるもの」だけでなく目元のケアも大切
涙やけが気になると、どうしても 「ドッグフードを変えれば改善するのでは?」 と食事ばかりに目が向きがちです。
しかし、涙やけは涙によって目の下の被毛が繰り返し濡れることで目立ちやすくなるため、 原因を確認するとともに、日常的に目元を清潔に保つことも大切です。
特に涙の量が多い犬では、濡れた被毛を長時間そのままにせず、こまめにケアしてあげましょう。
涙や目の周囲をやさしく清潔に保つ
目の下が涙で濡れている場合は、清潔なガーゼやコットンなどを使い、 こすらずやさしく拭き取るのが基本です。
乾燥して固まった汚れを無理に引っ張ったり、強くこすったりすると、皮膚や目の周囲へ刺激を与える可能性があります。
目元ケアの基本
- 涙で濡れていたら早めに拭く
- 強くこすらない
- 清潔なガーゼやコットンを使用する
- 目の中へケア用品を直接入れない
- 目元の被毛が長い場合はトリミングも検討する
濡れた被毛をそのままにしない
目の周囲が長時間濡れた状態になると、被毛の変色が目立ちやすくなるだけでなく、 皮膚が蒸れやすい状態にもなります。
そのため、 涙を拭き取ったあとは目元をやさしく乾いた状態にしておく ことも意識しましょう。
ただし、毎日ケアしているにもかかわらず涙の量が多い場合には、 「拭けばよい」と考えるだけではなく、 なぜ涙があふれているのかを確認することが重要です。
目の健康維持を考えるなら犬用サプリメントという選択肢も
食事や目元ケアに加えて、 愛犬の目の健康維持を目的としたサプリメント を取り入れる方法もあります。
ただし、サプリメントは涙やけや鼻涙管閉塞などを治療する医薬品ではありません。
あくまで毎日の食事や健康管理を補助するものとして利用しましょう。
「毎日愛眼 ブルーベリー&ルテイン」は目の健康維持を目的とした犬用サプリ
目の健康維持を目的とした犬用サプリメントを探している方の選択肢のひとつが、 ウィズペティ「犬用・毎日愛眼 ブルーベリー&ルテイン」です。
公式サイトによると、犬用・毎日愛眼には以下の7種類の成分が配合されています。
| 配合成分 | 商品に使用されている原料 |
|---|---|
| ブルーベリー | ビルベリーエキス |
| ルテイン | マリーゴールド由来 |
| アスタキサンチン | ヘマトコッカス藻色素 |
| グリーンプロポリス | プロポリスエキス |
| メグスリノキ | メグスリノキエキス |
| 紫イモ | 紫イモ末 |
| カシス | カシス抽出物 |
公式では、 「犬の目へのサプリメントの補給による健康維持」 を目的とする犬用栄養補助食品として販売されています。
錠剤タイプで、1袋60粒入りです。
愛犬の目の健康維持を毎日の習慣に
「毎日愛眼 ブルーベリー&ルテイン」は、 ブルーベリー・ルテイン・アスタキサンチンなど7種類の成分を配合した犬用サプリメントです。
※涙やけを治療する医薬品ではありません。目の健康維持を目的とした栄養補助食品です。
犬用サプリ「目の健康維持に」初回半額お試しキャンペーン実施中!2,827円⇒1,414円!犬用サプリ【毎日愛眼 ブルーベリー&ルテイン】
商品情報: ウィズペティ公式「犬用・毎日愛眼 ブルーベリー&ルテイン」
食物アレルギーが疑われる犬はサプリメントの原材料も確認しよう
今回の記事ではタンパク質と食物アレルギーについて解説してきました。
ここで注意したいのが、 食物アレルギーの評価中はサプリメントやおやつの原材料も確認する必要がある という点です。
犬用・毎日愛眼の錠剤タイプはチキン味の商品です。
もし獣医師の指導で特定のタンパク源を除外した除去食試験を行っている場合には、 主食以外のサプリメントやおやつを追加する前に獣医師へ確認してください。
除去食試験中は「少しくらいなら大丈夫」と別のおやつやサプリメントを与えると、食事との関係を正しく評価できなくなることがあります。
外側からの涙やけケアなら「TRESOR BLANC」という選択肢も
食事やサプリメントなど「内側」の健康管理だけでなく、 涙で濡れた目元を日常的に清潔に保つケア も涙やけ対策では重要です。
そこで選択肢になるのが、 TRESOR BLANC(トレゾールブラン)涙やけケアウォーターです。
TRESOR BLANCは目元の汚れを拭き取るケア用品
TRESOR BLANCは、犬や猫の涙やけなど 顔周りのお手入れに使用するケアウォーターです。
使い方はシンプルで、ケアウォーターを清潔なコットンなどに含ませ、 目の周囲の汚れをやさしく拭き取ります。
涙で濡れた目の下を毎日ケアしたい場合にも取り入れやすいアイテムです。
TRESOR BLANCはこんな人に向いています
- 毎日の目元ケアを習慣にしたい
- 涙で濡れた被毛をこまめに清潔にしたい
- ティッシュだけではなく目元用ケア用品を使いたい
- 食事対策と合わせて外側からもケアしたい
TRESOR BLANCは涙やけを「治療する薬」ではない
ここでも大切な点があります。
TRESOR BLANCは、 鼻涙管閉塞や眼科疾患など、涙やけの原因そのものを治療する医薬品ではありません。
役割は、あくまで目元の汚れを拭き取り、 日常的に顔周りを清潔に保つためのケアです。
涙が大量に出る原因そのものが残っている場合には、 ケア用品だけで根本的な問題が解決するわけではありません。
毎日の涙やけ・目元のお手入れに
TRESOR BLANCは、コットンなどに含ませて拭くだけで使える犬・猫向けの涙やけケアウォーターです。
※涙やけの原因となる病気を治療する医薬品ではありません。症状が強い場合は動物病院を受診してください。
涙やけで動物病院を受診したほうがいいケース
涙やけは見た目の問題として捉えられることがありますが、 背景に目の病気や涙の排出経路の異常が隠れている可能性もあります。
特に以下のような状態がみられる場合には、 フードや目元ケア用品を試す前に動物病院へ相談しましょう。
片目だけ涙が多い
左右の目のうち、 片目だけ急に涙が多くなった場合には注意が必要です。
異物による刺激や角膜のトラブル、涙の排出経路の問題などがないか確認する必要があります。
急に涙の量が増えた
以前まで問題がなかったのに、 突然涙があふれるようになった場合も、 単なるフードの問題と決めつけないようにしましょう。
目が赤い・目やにが増えた
涙やけに加えて、
- 目が赤い
- 黄色や緑色の目やにがある
- まぶたが腫れている
- 目の周囲を頻繁にこする
といった症状がある場合には、目の炎症や感染などを確認する必要があります。
目を細める・痛がる
犬が目を細めている場合は、 痛みや違和感のサインである可能性があります。
前足で目をこすったり、触ろうとすると嫌がったりする場合も、 早めに診察を受けましょう。
フードを変えても涙やけが続いている
ドッグフードを何種類も試しているのに涙やけが改善しない場合は、 食事とは別の原因が存在する可能性も考える必要があります。
前半で紹介したように、涙液の排出経路には涙点や涙小管、鼻涙管などが関係しており、 その経路に問題がある場合には食事変更だけで解決するとは限りません。
「フードを何度変えても治らない=もっと特殊なフードを探す」ではなく、一度眼科的な原因を確認することも大切です。
参考: Merck Veterinary Manual「Nasolacrimal and Lacrimal Apparatus in Animals」
犬の涙やけとタンパク質に関するFAQ
最後に、犬の涙やけとタンパク質についてよくある疑問をまとめます。
高タンパクなドッグフードは涙やけになりやすいですか?
高タンパクであることだけを理由に、涙やけになりやすいとは言い切れません。
涙やけには鼻涙管などの涙の排出経路、目への刺激、炎症などさまざまな原因があります。
単純にタンパク質量だけで判断しないことが大切です。
タンパク質の摂りすぎで涙やけになりますか?
タンパク質を多く摂ったこと自体が涙やけを直接起こす、という因果関係は確立されていません。
「余ったタンパク質の老廃物が涙から排出されて涙やけになる」といった説明も見られますが、 これだけで犬の涙やけを説明できる医学的根拠は十分とはいえません。
タンパク質の消化不良が涙やけの原因ですか?
消化不良だけを涙やけの原因と断定することはできません。
慢性的な下痢・軟便・嘔吐などがある場合には食事との関係を検討する価値がありますが、 涙やけには眼科的原因もあります。
鶏肉を鹿肉に変えると涙やけは治りますか?
鹿肉へ変更すれば涙やけが治るとは言えません。
一方、食物有害反応が疑われる犬では、 これまで食べたことのないタンパク源を使った食事などが獣医師の指導で検討される場合があります。
その犬が過去に鹿肉を食べているかどうかによっても位置づけは異なります。
鹿肉はアレルギーになりにくいですか?
鹿肉が、すべての犬でアレルギーを起こさないわけではありません。
どのタンパク質に対しても食物アレルギーが起こる可能性はあります。
鹿肉が新奇タンパク質として利用できるかどうかは、 その犬の食歴によって判断する必要があります。
涙やけには低タンパクのドッグフードがいいですか?
涙やけだけを理由に自己判断で低タンパク食へ変更することはおすすめできません。
タンパク質は犬の筋肉、皮膚、被毛などを維持するために重要な栄養素です。
特別なタンパク質制限が必要な病気がある場合は、獣医師の指示に従いましょう。
無添加ドッグフードなら涙やけは改善しますか?
「無添加=涙やけが改善する」とは言い切れません。
無添加という表示だけではなく、 主原料、タンパク源、栄養バランス、その犬の健康状態などを総合的に確認する必要があります。
ドッグフードはどのくらいで切り替えればいいですか?
通常のフード変更では、犬の便や体調を確認しながら徐々に新しいフードの割合を増やす方法があります。
ただし、食物アレルギーを調べるための除去食試験は通常のフード変更とは目的が異なります。 獣医師の指導に従い、決められた食事以外を与えないことが重要です。
涙やけ用サプリメントだけで改善できますか?
サプリメントは健康維持を補助するものであり、 涙やけの原因となる病気を治療するものではありません。
目の健康維持を目的として取り入れることはできますが、 強い流涙や目の異常がある場合にはまず原因を調べることが優先されます。
涙やけケアウォーターだけで治りますか?
ケアウォーターは目元を清潔に保つためには役立ちますが、 鼻涙管閉塞や角膜疾患など涙が増える原因そのものを治療するものではありません。
「原因への対策」と「目元を清潔に保つケア」は分けて考えましょう。
まとめ|犬の涙やけはタンパク質だけで判断せず原因に合った対策を
犬の涙やけについて、 「タンパク質を摂りすぎているから」「消化できないタンパク質が老廃物になっているから」 という説明を目にすることがあります。
しかし、犬の涙やけ・流涙には、 鼻涙管などの涙液排出経路、目への刺激、炎症、眼瞼や睫毛の問題など、さまざまな原因 があります。
そのため、 「涙やけ=タンパク質」と決めつけないこと が大切です。
この記事のポイント
- 高タンパクであることだけを涙やけの原因とは断定できない
- 「未消化タンパク質の老廃物が涙から出る」という説明には慎重になる
- 涙やけには鼻涙管閉塞など眼科的な原因もある
- 食物アレルギーではタンパク源が関係する場合がある
- 食事を見直す場合は「量」だけでなくタンパク源や食歴も確認する
- 鹿肉もタンパク源の選択肢だが、涙やけ改善を保証する食材ではない
- 食事だけでなく日常的な目元ケアも大切
- 目の赤み・痛み・急な流涙などがあれば動物病院へ相談する
ドッグフードを変えて涙やけが改善した例はありますが、 どの犬でも同じ結果になるわけではありません。
涙やけだけを見るのではなく、 便の状態、皮膚や耳の症状、普段食べているタンパク源、目の状態などを総合的に確認しましょう。
そして、 目元をきれいに保つ日常ケアと、必要に応じた動物病院での診察を組み合わせること が大切です。
三重・伊賀の里山から、命を活かす鹿肉おやつ
獣道ラボでは、有害鳥獣として捕獲された鹿を無駄にせず、 犬用の無添加おやつとして活用しています。
涙やけの治療を目的とした商品ではありませんが、 普段のおやつのタンパク源を見直したい方や、鹿肉という食材を取り入れてみたい方 はぜひチェックしてみてください。
※本記事について
本記事は犬の涙やけや食事について一般的な情報を紹介するもので、獣医師による診断・治療の代わりとなるものではありません。
目の痛み、充血、急な流涙、目やになどの異常がある場合や、食物アレルギーが疑われる場合は、かかりつけの動物病院へご相談ください。
関連記事
RELATED
-
2026.08.17ジビエドッグフードに寄生虫はいる?猟師が教える鹿・猪肉の感染症リスクと安全な加熱基準
-
2026.03.27ドッグフード無添加おすすめランキング5選|国産・市販・安い商品まで徹底比較
-
2026.04.10GRANDS(グランツ)の評判は?無添加ドッグフードの口コミ・安全性・お得な購入方法を徹底解説
-
2026.08.16ドッグフードのヒューマングレードは嘘?法的定義と人間用・犬用ジビエ肉の違い
-
2026.08.14ドッグフードの無添加に基準はある?法律・表示ルールと原材料の正しい見方
-
2026.08.11【完全版】鹿肉ドッグフードのメリット・デメリット!栄養素を他のお肉と徹底比較
-
2026.03.27ペットフードコラム
-
2026.08.05【愛犬に鹿肉を与える方法】1日の適切な量・注意点と骨(スープ・かじり木)の活用法
-
2026.08.27【2026年最新】犬の食いつきが悪い原因と対策|ご飯を食べない心理と「匂い」で食欲を引き出す方法
-
2026.03.31鹿肉ペットフードとは?国産・無添加の選び方とおすすめ完全ガイド